<続きです>
CRT関係の信号はチップからコネクタまでの間に回路が入る場合がありますので、地道に
追っかける必要があります。
ビデオチップのデータシートは入手が難しいのでコネクタ側からの追っかけになると思い
ます。
間に入る回路の特徴としては、3端子保護ダイオードが間に入ることでしょうか。
黒い小さな3端子の素子ですが、これがコネクタ付近に並んでいるはずです。
RGBおよびHSYNC, VSYNC 共に入っていると思います。
それとフィルタ素子が入っているかもしれません。
これだけでは不十分だと思いますので、リファレンスとなる基板と比較します。
リファレンス用の基板として使っているのはI/F類がすべてオンボードでかつ解析が進ん
でいる二本線MBです。
この基板の回路と見比べて信号線の正体を突き止めて行きます。
最後に難関のIDEですが、これはチップセットのピンから信号を追いかけられればそこか
ら調べますが、多くはこの方法ではムリです。
(多くの基板はチップセットピンのスルホールが無い or 隠れている)
そこでまず、IDEコネクタと当たりを付けたコネクタのGNDパターンから信号を予測しま
す。
GNDパターンが既に解析されている基板と同じものならそのままである可能性がありま
す。
あるいは、動作実績のあるIDEフレキを入手して調べる方法も一つの方法です。
そうでなければ、信号線をしらみつぶしに追っかけていき、途中回路の特徴などから信号
種類を絞り込んでいきます。
こうなってくるとほとんどパズル状態ですが、これが解ければかなり嬉しいこと間違い無
しです(笑)
どちらにせよ、コネクタ解析は時間の掛かる作業です。
根気と努力、回路を読む力が試されると言っても過言では無いでしょう。
コツをつかめばどの基板でもおおよその見当から解析に入れるようになりますが、理解す
るまで面倒くさい作業であることは間違いないでしょうね(^^;
拡大鏡が無いとあの細かさは追っかけられるものでは無いです。。はい。(TT)
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