ORANDマニュアル 目次

3.5.サーバーへの問い合わせ機能

サーバーへの問い合わせ機能は、簡易FTPクライアント機能です。
サーバー側のファイルを消したい、あるいは、ディレクトリの中身を実際に見たい、場合などに利用してください。

サーバーへの問い合わせ機能は、フォルダウィンドウが表示されている状態で利用できます。
メニュー「フォルダ−サーバーへの問い合わせ」、またはフォルダバーのをクリックすると、自動的にサーバーに接続しサーバーへの問い合わせダイアログが開きます。

この時、ダイアログに表示されるファイル一覧はアクティブなフォルダウィンドウのカレントパスに対応したサーバー側のディレクトリが一覧表示されます。

サーバーへの問い合わせ機能は、サーバー側の仕様によって動かない場合があります。
下記の ●注意事項 を参照してください。


●削除

サーバー上のファイル/ディレクトリを削除します。
サーバーへの問い合わせダイアログ上のファイル一覧から、削除したいファイル/ディレクトリを選択して、「削除」ボタンをクリックすると、指定したファイル/ディレクトリを削除します。

ディレクトリを削除した場合、ディレクトリ内のファイルおよび子ディレクトリも全て削除されます。


●名前の変更

サーバー上のファイル/ディレクトリの名前を変更します。
サーバーへの問い合わせダイアログ上のファイル一覧から、名前を変更したいファイル/ディレクトリを選択して、「名前の変更」ボタンをクリックすると、ファイル名の変更ダイアログが表示されます。
ファイル名の指定エディットに変更したいファイル名を入力して「OK」ボタンをクリックするとファイル名が変更されます。


●ダウンロード

サーバー上のファイル/ディレクトリをローカルのパソコン側にダウンロードします。
サーバーへの問い合わせダイアログ上のファイル一覧から、ダウンロードしたいファイル/ディレクトリを選択して、「ダウンロード」ボタンをクリックすると、サーバー側ディレクトリパスに対応したローカル側のパスへファイルをダウンロードします。

ディレクトリをダウンロードした場合、ディレクトリ内のファイルおよび子ディレクトリも全てダウンロードされます。


●パーミッション

サーバー上のファイル/ディレクトリのパーミッションを変更します。
サーバーへの問い合わせダイアログ上のファイル一覧から、パーミッションを変更したいファイル/ディレクトリを選択して、「パーミッション」ボタンをクリックすると、パーミッションの指定ダイアログが開きます。
パーミッションを指定して、OKボタンをクリックすると、指定ファイル/ディレクトリのパーミッションを変更します。

ディレクトリを選択してパーミッションの変更を行った場合、該当するディレクトリのパーミッションのみを変更し、ディレクトリ内のファイル/子ディレクトリのパーミッションは変更しません。


●注意事項

サーバーへの問い合わせ機能は、FTPのLISTコマンドによって実現しています。
しかし、LISTコマンドの出力はサーバーの種類(FTPdの種類)によって異なるため、その全てに対応することが困難です。
中にはサーバーへの問い合わせ機能が使えない、あるいは表示がおかしくなるFTPサーバーもあるはずです。

現在、対応しているLISTコマンドの出力形式はUNIXの ls コマンド形式(英語出力)のみです。
もし、サーバーへの問い合わせ機能が使えない場合は、LISTコマンドの出力形式が ls コマンド形式(英語出力)に準拠していないことが考えられます。