特設1 二本線MBのメモリ周辺

掲示板のネタより派生した、B基板(二本線MB)のメモリ周りについて調べた時のメモ。

Gで入手した二本線MBジャンクには裏面にメモリ実装用の空きパターンが存在し、そこへDRAMを載せればなんとなくメモリが増やせそう。。。と掲示板よりネタ発生。
問題の二本線MBのメモリ拡張だが、私の持っている実機がフル実装であることを指摘され「をぉ!!!そうだった!」と気づいたので早速、腑分け調査してみた。<指摘されるまで忘れてた(笑)

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完動実機のメモリ実装個所。
#(サムネイルをクリックすると大きな画像が見れます。
#かなりでかい画像なので注意。

見たところ、DRAMとパスコン以外の追加実装品は無いように見える。

実際、DRAMを実装しただけでは認識しないと言う報告なので、別の理由があると思い調査すると、DRAM駆動するための CLK ラインが Bank 毎別ラインに分かれていることが判明。

そこで、クロックジェネレータチップ周辺を調べて見た。


クロックジェネレータは ICS 9248-92。左が完動実機のもの。右がジャンク二本線(Cel500)のもの。
#(サムネイルをクリックすると大きな画像が見れます。
#かなりでかい画像なので注意。

このチップの各信号ラインの先を比較して見ると。。。。
なんだか、妖しい抜けパターンがジャンク基板にはある。。。(赤丸)

9248-92直下のチップ抵抗パターンは、9248-92の各種信号線に直結している。
左の赤丸は 9248-92 の 35pin (SDRAM1) からの信号、右の赤丸は 同45pin (REF2) からの信号となっている様子。
つまり、ジャンク基板の方は、この抵抗が抜けているために、DRAM Bank に クロックが供給されていないって言うことなのかな?
激しく妖しいなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

ちなみに、チップ抵抗の実測値は 22Ω。

その後 (2002/06/19)

上記のとおり、35pin に直結している空きパターン (R24) を補完することで 128MB化 できるようです。
45pin への空きパターン (R5) については MKKさん所有の MB には実装済みだったそうなので、必要かもしれません。
実際にチャレンジを行った MKK さんがご自身のサイトで結果を公開されています。
すばらしい!!!

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