Pentium II 266新品基盤 大
その1 解析〜完成まで
壊してます。へ その1 解析〜完成


基板表(CPU実装面)。
入手時は外部コネクタ部分に金属フレームがついていたけど邪魔なので外した。


基板裏。
スペックは PII266, RAM 64M(onBoard)


裏面コネクタその1。<拡大>
コネクタ類は全て裏面に集中。

コネクタ番号と接続先対応表
コネクタ ピン数 行き先
CN4 60 液晶モニタ
CN17 2 スピーカーL

 


裏面コネクタその2。<拡大>
密集地帯。

コネクタ番号と接続先対応表
コネクタ ピン数 行き先
CN5 10 液晶モニタ電源
CN11 18 キーボード??
CN12 11 キーボード??
CN16 15 LCDステータスパネル
CN19 2 スピーカーR
CN18 2 ファン電源

裏面コネクタその3。<拡大>
密集地帯。

コネクタ番号と接続先対応表
コネクタ ピン数 行き先
CN6 26 FDD
CN10 8 タッチパッド??
CN20 140 音源サブボード
CN26 11 バッテリユニット


FDDコネクタのピンアサインは slim FDD のコネクタとストレートに対応。

裏面コネクタその4。<拡大>
IDEコネクタが2本出ている。それぞれプライマリとセカンダリと思われる。

コネクタ番号と接続先対応表
コネクタ ピン数 行き先
CN7 50 IDE-HDD
CN8 50 IDE-CDD


CN7 と CN8 は片方が逆向きに付いているの注意。

某所から教えていただいた情報を元に書き直した IDEピンアサイン。(^^;;;
動作を確認。
CN7 と CN8 では VCC, GND, NC が若干異なるので、結線時に調べたほうが良いかも。

VCC
CSEL
GND
CS1
DA2
DA1
INTRQ
GND
DIOR
GND
GND
DD0
DD1
DD2
DD3
DD11
DD10
DD9
DD8
GND
GND
NC
VCC
VCC
NC
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
22
24
26
28
30
32
34
36
38
40
42
44
46
48
50
 
1
3
5
7
9
11
13
15
17
19
21
23
25
27
29
31
33
35
37
39
41
43
45
47
49
VCC
VCC
VCC
DASP
CS0
DA0
GND
DMACK
IORDY
DIOW
DMARQ
DD15
DD14
DD13
DD12
GND
DD4
DD5
DD6
DD7
RESET
GND
GND
GND
GND

内蔵PS/2コネクタ CN10 の結線。

間違っていたらご連絡を。m(__)m


一応、完成体。

ケースは、A4ノートサイズと言うことで文具店で見かけたプラ書類ケースをぶった切って使用。フロントパネルを5mmの黒プラ版で作成しアルミアングルで補強してある。

プラケースは強度が無いので上に物を乗せることはできないが、加工のしやすさと値段の安さで採用。100円ショップで購入。
しかし、パステル系の色合いしかないのが難点(^^;;
他に黄色も買ってみたが、さすがになんか違う。。。と言う感じになってしまうのでボツ。

アクリル板は強度はあるが値段が高い。。(T_T)
カッコイイんだけどね。。



とか、言いながら結局黄色い筐体も作ってしまった図(笑)
やっぱ、何か違う。。。(TT)



サイズ比較。2号機(黄色)の方が大きい。
単に小さくまとめるのが面倒だっただけ。

1号機(青色)4面図。<拡大>

フロント部は電源タクトSW とPOWER & HDD LED 、CFカードの挿入口がある。
リアは元のMBのままでいじってない。PCカードスロットとPS/2コネクタがサイドに出るが、PS/2の方はそのうちリアに移動させる予定。

サイズは W 320 × H 38 × D 170 mm (突起部除く)
立て置きしてもいいかもね。

フロント操作部。

このマシンにはドライブ類は一切付いていない。
またファンも無いので完全に無音である。
起動は全てCF-IDEカードを使ってCFカードから起動するため、大きなOSは入らないが、LinuxやFreeBSDのようなコンパクトにパッケージ化できるOSなら余裕で動かすことができる。
ドライブレスのおかげで、筐体の大きさは元のMBより一回り大きい程度で済んでいる。

機能を絞り込めば起動も十数秒程度なので、パラレルポートなどの出力を利用してステータス表示LCDを付け、完全にワンボックスで使うことも可能。
そのうち、シャットダウンボタンなんかも付けたいね。



BlackBird Linux を起動したところ。
FD4枚で動くLinuxパッケージ BlackBird Linux 8 をブートしたところ。



現在の開発環境。
2台積みジャンクマシンの下が Linux環境マシン。
その下のミニタワーが Windows環境マシン。

P2-266Junk 1号機 から BIFROST Linux を起動したところ。


上の2つとも、OS を CFカードに書き込んでおいてから起動しているが、特に問題なく動作する。

このマシンの使い道としては、

●正統派 ネットワーク装置
DNSやルーターのような固定機能のネットワーク装置 or サーバーとして使用する。

●LANカード2枚刺し
iptablesとPPPoEを使ってブロードバンドルーターとして利用したり、ゲートウェイとして利用する。
HUBを内蔵しちゃっても良いかも。

●LAN + 無線LAN
有線LANと無線LANのブリッジとして利用する。

●with GPS(時刻同期)
シリアル接続のGPSモジュールを使えばNTPサーバーにもなる。

●with 外部センサー
パラレルやシリアルポートに繋ぐ外部センサーモジュールでセキュリティボックスとして利用。

●with WebCAM
USB接続のWebCAMでライブカムBox。

などなど。。。。
動きそうなものは何でも出来そうな感じ。

主な材料(1号機)

MB 980 ジャンク
CFソケット基板 1980 新品
タクトSW 120  
コード類 300  
ケース 100  
スペーサー 300  
CFカード 1500 新品
LANカード 3280 新品

合計 8560 (税別)

プラパネル、アルミアングル、ねじ類、抵抗、コンデンサ、ジャンパピン、LEDなどは手持ち or ジャンクより流用

新品のLANカードを購入したおかげで結構値段が行ってしまった。。。(^^;
まぁ、新品ブロードバンドルーターが買える程度の金額でできたので良しとするか。


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