Celeron750-MG小基板
その2 実験:FDC37N769を取り付ける(反省汁)
壊してます。へ その1 コネクタ分析
その2 実験:FDC37N769を取り付ける(反省汁)
その3 実験:FDC37N769を取り付ける(リターンず)
その4

MG基板には、個人向けと法人向けの2種類存在します。
調べて見ると、両基板の違いはどうやらマルチI/Oの有無だけのようです。個人向けMGにはマルチI/Oが搭載されておらず、必然的に制御チップも載っていません。
手持ちの基板もマルチI/O無しのものですが、この基板をよく見るとマルチI/Oチップ FDC37N769 が載るパターンがそっくり残っています。
そこで、今回は 実用性無視! 無理矢理 FDC37N769 を載せるとどうなってしまうのか!? と言う寄り道実験です(笑)

(2002/10/29)
掲示板よりご指摘があり、大ミスをかましてました。
なんと、FDC37N769 を載せたつもりが FDC37C669 を載せてました。。。。大ショック。
ご指摘いただいた、yamatさんありがとうございます。
とりあえず、このページは自戒の意味も込めて、削除せずに恥さらしの刑 にしときます(爆)
しかし、なんでFDコントローラとかプローブが通ったんだろう??謎過ぎる。。。。


まずは、改造個所の点検です。<拡大>
基板表面のCPU横にある M24 と M34 その他、抵抗アレイ等の空きパターンがソレです。

なお、今回の実験は、タカハシさんより予備基板をご提供いただきました。
これがあったからこそ、実験に踏み切れたと言っても過言ではありません。
本当にありがとうございました m(__)m >タカハシさん


さてさて、実験に必要な FDC37N769 を調達します。
もちろん、ジャンク基板より剥がしました(笑)

画像は剥がした直後のチップなので、足がひん曲がってますが気にしない気にしない。

流石に、QFPパッケージのチップを剥がすのはそう簡単には行きません。
よって、この時点で挑戦意欲も萎え萎えです<ほぅら実用性無視(笑)


表面実装チップの剥がし方



あくまでも我流ですのであまり参考にならないかも(^^;;

まず、剥がしたいチップの足の裏に、ウレタン被服線(UEW)の細いワイヤを通します。(0.26mmを使用)
ワイヤの片方を基板に固定してしまいます。
(適当な穴に巻きつけてワイヤが抜けないようにしておく)

この時点で隙間が狭く、ワイヤが通らないチップの場合はあきらめましょう(^^;;

こんな方法もあるようです。
AAF Sendai Lab. ぱ研
表面実装部品を外す〜または基板の美味しい揚げ方〜

流石にこれはやったことないけど、美味しそう(笑)



おもむろに、チップの足に新しい半田を適量盛って、半田ごてでチップの足を暖めます。
で、 固定していない側のワイヤを上手く引っ張って、チップ足を浮かせるように剥がして行きます。
1回で剥がれなくても焦らないことが重要です。
4面全て行ったら、 余分な半田を取り除いてチップの足をピンセットで修正します。

これで、 QFPパッケージも再利用。


で、載せてみました(笑) <拡大>

見た目はかなり酷い有り様です。
一応、全てのピンをチェックし、ブリッジなし、ランドとの半田も付いてるんです(笑)

とりあえず、チップを認識させるのに必要な配線(アドレスバスなど)のチェックを行っています。

なお、付け直す作業はかなり面倒くさいです。
何せ相手は ピンピッチ 0.5mm が 100本ですから、生半可な難しさではありません。
オマケにブリッジした日にゃぁ、お〜まいがっ!ってな按配ですので、良い子は決して真似をしないでください。




動作確認です。
Windows98の認識状態を見てみます。

こちらは、載せる前の状態。
マルチI/Oは見えませんな。



搭載後の状態。

なんと、「フロッピーディスクコントローラ」が増えている!!
I/F周辺の回路を完全に付けていないのでFDDは動作しませんが、第一関門である FDC37N769 を動かすことには成功しているようです。


その後、SMSCのサイト http://www.smsc.com/ から マルチI/Oチップのプローブツール findchip.exe を拾ってきて試して見ましたが、ちゃんとチップを認識しているようなので、 バス周りの回路は問題なく生きていると思われます。
また、Linux Developer用の同等ツールを使って各ポートの初期化にも成功しています。

基本的にこのマルチI/OチップはBIOSのPOSTチェック時にポート設定が初期化されるようになっています。
初期化後、OSにて正常に認識されドライバが組み込まれることになるのですが、マルチI/O未搭載版MG基板の場合、載っているBIOSの初期化ルーチンが省略されている or 殺されてしまっているようです。
よって、チップを載せただけでは全く初期化されず、OSでも認識されません。
#もちろん、BIOS上でも設定項目は出てきません。
なぜ、FDコントローラだけ認識できたのかはなんですが。。。。(^^;;;

Linux Developer用のツールはこれを初期化する機能を持っているため初期化を確認できます。
ただし、OSが起動してしまってからしか初期化できないことになるので、初期化後、手動でドライバ類を組み込まなきゃならないと言う非常に面倒くさいことになってしまいます。

結論 : やっぱり実用性はありませんでした(爆)


Celeron750-MG小基板
その2 実験:FDC37N769を取り付ける(反省汁)
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