Celeron550-Rage小基板
その1 I/Fの引き出し
壊してます。へ その1 I/Fの引き出し
その2 ピンアサイン暫定公開版
その3 IDEの引き出し
その4 I/Fの引き出し2
その5 動作確認
その6 完成体



ようやく、BIOSを拝むことができるようになったので、暫定的に公開してみる。

小基板とよばれる基板にはビデオチップの違いから2種類存在する。(赤外線ポートの有無もあるようだ)
今回は Rage版を動かして見ることにしよう。
画像は入手したRage小基板の表面(CPU実装面)

なお、腑分け作業で各コネクタの意味は分かっているので、ここでは省略する。詳しくはこちらを参照。



Rage小基板の裏面。

大きくて目立つコネクタ(CN1)が外部I/Fを収納したコネクタボックスへ繋がる。
F社サイトのカタログ等から、このコネクタには、シリアル、パラレル、PS/2×2、USB、FDD、RJ45、へのラインが入ってきていると思われる。
(RJ45はLANカード搭載機種のみ対応。基板上のCN2が LANカードからの入線ポイントになる)


BIOSを拝む、、、、(-m-)なんまいだ。
とりあえず、動作している証拠写真。

CN1に関しては、FDDを除くI/Fについてほぼ判明しているが、完全に動作確認が取れていない。
ひとまず、最初の関門である、キーボード認識&CRT出力が上手くいったので一安心。
後は、IDEをなんとかすれば各種I/Fの確認もできるなぁ。

いやしかし、調査は骨が折れました。
ピッチが狭いしパターンはつまってるし、2, 3日の間、目の焦点がおかしくなってました(^^;;
でも、おかげで色んなチップのデータシート読めたし、回路やI/Fの学習ができたので成果は大。
やっぱ、実践で身に付けるのは分かりやすいね。
これで、F社系のノートMBは何でもこい!!(ウソ)


作成した「I/F引出し基板」
今のところ引き出しているのは、
CN1より、 シリアル、CRT出力、PS/2×2、USB
CN3より、DCIN、電源SW
MB上より、S-Out、SUS/REGスイッチ
以上。
CN1にはパラレルも出ているが、プリンタならUSBで代用できるので今回はパスした。

ケーブルの先に付いているのが CN1へ刺すコネクタもどき。
毎度おなじみのピッチ変換基板を加工。



今回利用したピッチ変換基板は、sunhayato SSP-52。
0.5mmピッチ80ピン用のものを2つに切断し、CN1へ刺さるように形状を加工した。
takkyさんのサイトで仕入れた加工方法を参考に、ボルトで張り合わせる感じで固定して見た。パクってます(^^;;>takkyさん

兎に角、今回のポイントはこのコネクタを如何に攻略するかに掛かっているので、手を抜かず慎重な作業を心がける。
注意点としては、

●CN1はサイドがラウンド(曲面)になっているので、コネクタ形状および位置決めが面倒くさいが、手を抜かずしっかり作るlこと。
●ピン位置を合わせながら微妙な位置合わせを繰り返し行っておくこと。
●ピンピッチが狭いので簡単にずれてショートしてしまう。細心の注意が必要。
●変換基板をそのまま刺すと、ソケットがぶかぶかなためすぐ抜け落ちてしまうので、基板裏に薄いフィルムや絶縁テープを張って抜けない程度に厚みを増してやる必要がある。
●差し込み位置が決まったら必ずテスター等でショートしていないか確認すること。
●微調整のやすりがけは一度に行わず、少しずつ確認しながら行う。

ところで、CN1は100ピン、変換基板は80ピン、20ピン足りない?と気づいたあなたはえらい。
今回はFDDをつけない方針で行ったため、CN1のFDD関連ピンを外してコネクタを作成してある。
よって、80ピンでも足りるのだな(^^;;手抜き。


コネクタを刺した図。<拡大>

支えなしでコネクタをさすと流石に不安定なので、ホットボンドで固めるのが吉。
ウレタン被覆線で空中配線してるのがバレバレ(笑)


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